東郷記念館

神前式ってなに?日本の伝統的な結婚スタイルの基礎知識

昨今人気が高まりつつある、日本の伝統的なスタイルである神前式。白無垢を身につけた美しい花嫁姿に、憧れる女性も多いのではないでしょうか。

今回は、神前式の歴史や当日の流れといった基本をご紹介します。
神前式の歴史
神前式にはどのような歴史があり、現代まで続いてきたのかをお伝えします。
古事記に記されていたイザナギとイザナミの結婚
日本の神話『古事記』には、結婚式の起源とされる、男神イザナギと女神イザナミの結婚が描かれています。

この2柱が結ばれることで次々と神が生まれ、日本という国が作り上げられたという物語が残されています。

神前式とは、このような『古事記』や『日本書紀』といった神話に基づいた儀式でもあるのです。
現代の神前式は大正天皇の御成婚がモデル
神前式が現在のようなスタイルになったのは、明治33年(1900年)5月10日の大正天皇と九条節子姫(貞明皇后)が、宮中賢所大前にて執り行った御婚儀が始まりです。

翌年の明治34年には、この御婚儀に基づいた神前結婚式を、日比谷大明神(現・東京大神宮)が一般向けに行いました。

これをきっかけに、神前式が全国的に普及したと言われています。
神前式の流れについて
神前式の流れや、当日の衣装・髪型についてお伝えします。
神社によって多少の違いがありますが、神前結婚式の式次第は次のような流れで執り行われます。
【神前結婚式の式次第】
1. 参進の儀
2. 修祓
3. 斎主一拝
4. 斎主祝詞奏上
5. 三献の儀
6. 指輪の儀
7. 舞の奉納
8. 新郎新婦誓詞奉上
9. 新郎新婦玉串奉奠
10. 御両家結びの盃
11. 退下

 

神前式の衣装
神前式では花婿と花嫁が特別な和装に身を包みます。

男性は「五つ紋付羽織袴」女性は「白無垢」が定番の衣装です。花嫁が身につける白無垢は、花嫁衣装の中でもっとも格式が高いとされます。

一番上に羽織る「打掛」をはじめとして、身につけるものすべてが白で統一されているのが特徴です。

純白の白無垢を身につけた花嫁は、落ち着きのある神社の雰囲気とよく似合います。
神前式での花嫁の髪型
神前式で身につける衣装と花嫁の髪型は、次のような組み合わせから選べます。
・ 白無垢+綿帽子/角隠し
・ 黒引き振袖+角隠し
・色打掛+角隠し
白無垢に合わせる髪型の定番は、「文金高島田」と呼ばれるヘアスタイルです。

挙式中はかつらの上に綿帽子あるいは角隠しを身につけ、披露宴の時に外します。

深く被る綿帽子には、挙式が済むまで新郎以外に顔を見せないという意味が込められています。

 

これらの基本的な組み合わせだけでなく、洋髪を合わせるなどのアレンジも可能です。
神前式に必要な費用と準備について
神前式を挙げるために必要な費用と準備についてご紹介します。
神前式の挙式費用は5~15万円
神前式の費用は、神社によって異なるものの、挙式のみで3~10万円程度です。

 

会場によっては、挙式とお食事がセットになっているお得なプランも用意されています。洋風ウェディングと比較してリーズナブルである点も、神前式の魅力のひとつです。
ブライダルフェアを活用しよう
どの神社で結婚式を挙げるか迷っているのであれば、まずはブライダルフェアに参加してみることをおすすめします。

 

和装かつらを体験したり、お食事の試食をしたりすると、実際の結婚式をよりイメージしやすくなります。

また、直接足を運ぶことにより、会場の雰囲気を肌で感じられるというメリットもあります。
おわりに
日本の伝統的な結婚スタイルである神前式の基本をご紹介しました。神前式の雰囲気は、選ぶ神社によって大きく異なります。

 

 

ぜひ実際の式場に足を運び、おふたりにぴったりな神社をお選びください。

普段はなかなか身につける機会のない、美しい和装に身を包んで、荘厳な神前式の空気を味わってみてはいかがでしょうか。